現代音楽家カール・ストーンによる、アジア各地の街角の雑踏や、祭礼儀式などのフィールドレコーディングを用いたサウンドインスタレーションとライブパフォーマンスです。
■introduction
念願の、カール・ストーンのイベント。
個人的な話ですが、その昔、父が本の執筆をしているところにカール・ストーンのアルバム"Nyala"をたまたまかけていたら「インスピレーションがわいてとても良かった。」と。年相応に保守的な父と、新しい某かを共有できた貴重な時間でした。それ以来、カール・ストーンの、革新的なアプローチでつくる普遍的な音の世界をとても身近に感じています。
カールの音風景と京町家の陰影、ぬくもり、におい。ぜひ、5感で味わってみてください。
■program
part 1 : Sound Installation 12:00-17:00
ランダムに配置した6台のミニアンプによる音の展示をします。
築90年の古民家の落ち着いた空間で、在廊のアーティストとご歓談ください。
part 2 : Live Performance 17:30-19:00
アジア各地のフィールドレコーディングをリアルタイムで加工・合成処理する
音響空間を4チャネル8スピーカーのサウンドシステムで鑑賞ください。
■charge
part 1 : 前売 ¥800 / 当日 ¥1,000(ドリンク付)
part 2 : 前売 ¥2,800 / 当日 ¥3,000(※)
part 1 & 2 通し券 : 前売のみ ¥3,200(ドリンク付)(※)
※part 2 は定員制(先着30名)のため、お早めのご予約をおすすめします。
予約・問合せ:bongenbun(at)gmail.com / 090-3995-3496(松下)
■artist profilce
カール・ストーンは現在のコンピュータミュージックの先駆者の一人であり、カリフォルニア芸術大学で、Morton Subotnick、James Tenneyに師事し、1972年から電子アコースティック音楽の作曲を始めました。1986年からライブパフォーマンスでコンピューターを使用しており、ヴィレッジボイス誌は『サンプリングの王者』、『現在のアメリカで最も優れた作曲家の一人』と賞賛しています。
ロサンジェルスで生まれ、現在はカリフォルニアと日本を拠点に活躍していますが、その作品は、アメリカ・カナダ・ヨーロッパ・アジア・オーストラリア・南米・アフリカなどで演奏されており、日本のアーティストとのコラボレーションも大友良英、高橋悠治、清水靖晃、田中悠美子、渋谷慶一郎、中村としまる、内橋和久、桜井真紀子、恩田晃、高橋アキなど多岐にわたります。
現在は中京大学工学部メディア工学科の教授であり、作曲や演奏活動の他にレクチャーなども精力的にこなしています。